生きものと共生する稲つくり

自然な環境で生育する植物は、植物内生菌(真菌や細菌など)と共生していたり、根の周辺で生息する微生物と共生の関係を築いたりしており、植物は多様な微生物の助けを借りて栄養を効率的に吸収したり、病原菌や害虫などを撃退したりしていることが知られています。

当然ながら、稲も内生菌と共生したり、根の周りの微生物と共生関係を築いたりする能力を持っています。

生きもの育む田んぼの稲つくりでは、稲が持つ能力を最大に引出すために、そして、田んぼを自然な環境に近づけるために、人間が主体の稲つくりではなく、田んぼの生きものが主体の稲つくりを行っていま